爆弾低気圧による異常気象にも言及
Brendon Babenzien (ブレンドン・バベンジン) 率いる NOAH NYC (ノア) が、インスタグラムにて爆弾低気圧により異常気象で新年を迎えたアメリカと石油掘削を認める案を公表したトランプ政権の決定について言及した。
ナイアガラの滝や五大湖が一部凍結したり、海岸では凍った波が見られるなど極寒の新年を迎えたアメリカとカナダ。31日にはニューヨークで気温が氷点下13度まで下がり史上2番目に寒い大晦日となり、更に、温暖な気候で有名なフロリダ州タラハシーでは約30年ぶりに雪が観測された。そして、人々は暖をとるためにガソリンを求め、需要が高まりガソリン価格が高騰。
そんな中、トランプは「外がこんなに寒いなら地球温暖化はどのように起こるのだ」と疑問を呈し、1月4日に米国のほとんどの沿岸水域で石油掘削を認める案を公表した。4日公表の草案で内務省は米国の外縁連邦大陸棚の90%強での47件の鉱業権入札を提案。これには太平洋のカリフォルニア州沿岸地域と大西洋のメーン州沿岸も含まれ、前例のない規模となる。
これに対して NOAH は「現在の政権は状況をさらに悪化させている」とトランプ政権の決定に異論を唱え批判している。更に、多くの都市では今週、暖を求める人々のために避難所が開かれていると呼びかけ、最後に「雪の日を楽しんでいるなら安全に楽しんで」と注意を促している。
ちなみに、トランプ政権のこの案は、前例のない規模となっており、これまで米政権が5年間の海洋掘削プログラムでこれほど多くの鉱区リース入札を提案したことはなく、オバマ前米大統領はメキシコ湾中央部・西部の10鉱区とアラスカの1鉱区を残し、それ以外は掘削の対象から除外していた。
Source: NOAH & Bloomberg
LIFEWARES Staff
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