ギリシア神話に登場する神が
履いていた魔法のサンダル
Brendon Babenzien (ブレンドン・バベンジン) が手掛ける NOAH NYC (ノア) の中でも群を抜いて人気の高いアイテムは、クロスモチーフを配した Core Logo や Winged Foot などの定番グラフィックを配した Tシャツやフーディだろう。
先日ローンチされた 2018年春夏コレクション で帰ってきた Winged Foot (ウィングフット) モチーフ。本稿では、その由来とモチーフに込められた意味を紐解いていく。
このウィングフットは、ギリシャ神話 に登場するオリュンポス十二神の一人ヘルメス (ローマ神話ではメルクリウスまたはマーキュリー) が履いていたタラリアという空を飛ぶことのできる黄金の翼が付いた魔法のサンダルがモチーフとなっている。ヘルメスは、つば広の丸い旅行帽ペタソスを頭に被り、手には神の使者を象徴する杖ケーリュケイオンを持ち、翼の生えた黄金の靴タラリアを履いて、風よりも早く走り、各地を飛び回った。
1950年代頃からアメリカ東海岸や西海岸の高校や大学のユニフォームに「空を飛ぶように走れ!」という意味合いを込めてウィングフットモチーフが採用されるようになった。ヴィンテージのチャンピオンやラルフローレンの Tシャツ、スウェットなどでもウィングフットは多く使用されていた。古着屋で見かけたことのある人も多いだろう。
ウィングフットは、陸上競技やスポーツマンシップのようなアクティブで魅力的な生活を送るために何かに打ち込む真のスピリットのシンボルとなっている。NOAH では、ランニングだけではなく、スケートボードやサーフィンなど「大好きなものに打ち込もう」という意味を込めてこのモチーフを採用している。
NOAH Winged Foot Hoodie は、現在 NOAH オンラインストア、NOAH 取扱のリテイラー及び、原宿にある NOAH Clubhouse 含む NOAH ストアにて販売している。
LIFEWARES Staff
この記事が気に入ったらいいねしよう!