80年代のテニスにインスパイア
1990年代からニューヨークを拠点にスケートに没頭し、その後、10.DEEP (10.ディープ) や J.Crew (J.クルー)、Saturdays Surf (サタデーズ サーフ) といったビッグブランドで実績を積んだ German Nieves が2015年にスタートした新鋭スケートボードブランド Paterson. (パターソン.) が、2018年春夏コレクションのルックブックを公開。今回は、ルックブックと共に Paterson. の魅力に迫る。
ブランド名の Paterson. は、ジャーマンが生まれ育ったニュージャージー州の街 Paterson が由来となっている。Made for Play (遊ぶために作られた) をモットーに、治安の悪い地元 Paterson で体験した80年代のヒップホップなどの音楽シーンや、そこに紐づいているファッションシーンをバックボーンに、自身が投影したコレクションを展開している。
Paterson. は、Supreme (シュプリーム) のニューヨーク店とロサンゼルス店、更に、イタリアの名店 Slam Jam (スラムジャム) などで取り扱われ、世界中でその名を広めている注目のブランドとなっている。
1980年代のテニスにインスパイアされた今回のコレクションは、クラシックなスポーツウェアを独自の解釈で創り上げている。クラシックな配色で胸に切り替えを入れたポロシャツやテニスコートをプリントした Tシャツ、斬新なカラーブロックを施した Zip-Up ジャケット、鮮やかなグリーンが目を引くトラックスーツ、クラシックなパネルボーダーにブランドロゴを配したカットソー、アイコニックなグラフィックを配したボーリングシャツなどのアパレルに加え、定番の “P” マークを配したキャップやトートバッグ、ウエストバッグなどもラインナップされている。
同コレクションのハイライトは、Scatter Hoodie (スキャッター フーディ) 一択だ。Supreme (シュプリーム) や NOAH NYC (ノア)、Bianca Chandon (ビアンカシャンドン)、Awake NY (アウェイク ニューヨーク) といった錚々たるストリートウェアレーベルと同等のヘビーウェイト生地で作られたフーディのクオリティは申し分ない。そして、アメリカのお菓子 Starburst Candy (スターバーストキャンディ) のパッケージを彷彿とさせるグラフィックが最高としか言いようがなく、プリントではなく刺繍というのもポイントが高い。撒き散らすを意味する Scatter の通り、様々なカラーのボックスロゴを散りばめたアイコニックなグラフィックとなっている。
Paterson. 2018年春夏コレクションは、オンラインストア及び、世界各国のリテイラーにて販売している。尚、日本では、ベイクルーズが展開する WISM (ウィズム) や American Rag Cie (アメリカンラグシー)、monkey time (モンキータイム) などのセレクトショップで取り扱っているので、気になった方は店舗またはオンラインストアをチェックしてみて欲しい。
LIFEWARES Staff
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