誕生から 20周年を迎えた ナイキ エア リフト
ナイキは足の自然な動きを促す革新的なシューズ「ナイキ エア リフト」を発表した。親指部分が分割され、伸縮性に優れた素材と 2本のストラップによって足を包み込むというユニークな構造は、当時の長距離界を席巻していたケニア人ランナーのスタイルから着想を得て設計されている。彼らは、以前からケニアのグレート・リフト・バレーで裸足でトレーニングを重ねていたが、これが親指を独立させてつま先の自然な屈曲を促す、リフトの特徴的な形の開発につながった。足の形状に合わせて開発した足型(ラスト)が安定した足の土台を作り出し、より自然な足運びを促す一方、エアソールヒールユニットがクッション性を提供する。このシューズはサンダルのような軽やかな履き心地と洗練されたデザインを兼ね備えていることから瞬く間に人気となり、誕生から 20周年を迎えた現在も多くの人を魅了している。
発売以降、はじめは衝撃的と思われたシルエットも、アイコンとしての存在感を示すようになり、ナイキ フリーなど後に続くモデルのデザインにも影響を与えている。色合いの面でも、ケニア国旗に敬意を表するブラック・コメットレッドとターフグリーンのオリジナルカラーから、様々な色調や素材を用いた多彩な製品が生まれるまでに進化を遂げている。さらには、伝統的なリバティプリントから、デザイナーとのコラボレーションまで、様々な表現のキャンバスとしての役割も果たしている。
AIR RIFT BREATHE コレクション 6月9日発売
誕生から20周年を迎え、暑い夏に最適な通気性に優れたメッシュをアッパーに用いたエア リフト ブリーズを含む新作が登場し、エア リフトの伝統がさらに未来へとつなげられ、人々を魅了し続ける。このシューズでも実験的な色使いの伝統を踏襲し、メンズ・ウィメンズそれぞれ4カラーの展開となる。
エア リフト ブリーズは 6月9日より NIKE.COM/SPORTSWEAR 及び、一部のナイキ スポーツウェア取扱店で発売となる。
メンズ エア リフト ブリーズ
Price : ¥10,260(税込)
ウィメンズ エア リフト ブリーズ
Price : ¥10,260(税込)
ナイキ エア リフト と日本
ナイキ エア リフト 20周年を記念したスペシャルコンテンツ
ナイキ エア リフト 20周年に関するコメント
1996年の発表以来、瞬く間に人気となり、現在も多くの人を魅了しているナイキ エア リフト。誕生から 20周年を迎えたナイキ エア リフトの 魅力とは何なのか。清永浩文氏と源馬大輔氏のお二人のコメントがある。
清永浩文氏(SOPHNET.代表)
「ナイキ エア リフトは、素足でも履けるという斬新なスタイルが気に入り、誕生当時からよく履いていました。初めて見たときの印象は、足袋 っぽいかたちが斬新で、ナイキの面白さ、自由さを改めて感じました。 実際に足を通すと、快適なのはもちろん、履いただけでそれとわかる 唯一無二の履き心地を体感できます。今年で誕生から 20年が経ちますが、当時のデザインアプローチが今も新鮮に映ることが何よりも素晴らしい。また、スポーツシューズとして機能をしっかり持っていたことと、20年前の当時、新しいものに貪欲だった日本のファッションのタイミングが合っていたことが、このシューズが日本で受け入れられた理由ではないでしょうか。自分自身、今でも夏にはよく履きますし、様々 なカラーを見たくなる、そして履きたくなる、完成されたプロダクトだと 思います」
源馬大輔氏(クリエイティブディレクター)
「ナイキ エア リフトの登場は衝撃的でした。他にないユニークで先進的なデザインは、ナイキのイノベイティブな姿勢がよく表れていると思 います。ナイキ エア リフトの誕生当時、僕はロンドンに住んでいたのですが、その頃からロンドンではストリートとモードの垣根があまりなく、 デザイナーズブランドの足元にナイキ エア リフトのようなスニーカーをミックスする着こなしは自然なこととして受け入れられていました。ま た、男性だけでなく女性も積極的にナイキ エア リフトをファッションア イテムとして取り入れていました。20年の歴史のなかで、カラーバリエ ーションは豊富に展開されてきましたが、個人的に特に印象深いのは オリジナルカラーの黒×緑。今でもたまに履きたくなります」
All Photos ©NIKE, INC.
LIFEWARES Staff
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