80年代に誕生した Air Mariah をオマージュ
Air Mariah <1981>
1981年、ナイキはランニング フットウェアのラインナップを広げるために、新しいレーシング シューズを作った。このシューズは、本格的なロードレーサーの中でも、特に中足から前足で着地するタイプのランナー向けにデザインされたものだった。当時、究極のクッショニング テクノロジーとされたエアを搭載した1979年発売の NIKE Air Tailwind(ナイキ エア テイルウインド)に次いで、エア搭載の2足目のシューズとなった。試作段階では Curved Air Racer(カーブド エア レーサー)と呼ばれたこのレーシングシューズは、足全体に圧力が分散されるよう、特別に調整したフルレングスのエア ソール ユニットを使っていた。
Left : Air Mariah <1988>
Right : Air Zoom Mariah Flyknit <2017>
このシューズはその後、発売前に名前を Air Mariah(エア マライア)と変え、1988年に発売された。ここからナイキのランニング クッショニングのデザインが全く新しいレベルへと進化し、1991年に発売された NIKE Air Icarus(ナイキ エア イカロス)と Nike Air Max 180(ナイキ エア マックス 180)にも繋がっていった。マライアの白、青とインフラ レッドの色合いは、その時代を象徴し、同時にランニングファッションの復活にも大きな役割を果たした。
Left : Air Mariah <1988>
Right : Air Zoom Mariah Flyknit <2017>
それから30年近く経った今、オリジナル プロダクトから進化した NIKE Air Zoom Mariah Flyknit(ナイキ エア ズーム マライア フライニット レーサー)が登場する。以前と同じように、スピードを重視しながら、履きやすさと快適さの向上に更に力を入れている。足の動きに対応するフライニットのブーティ アッパーが履きやすさを高め、ブリオ ケーブルがしっかりと足にシューズをフィットさせ、反発性のあるエア ズーム クッショニングが日々のランニングが足に与える衝撃を和らげるなど、オリジナルの要素を生かしつつ、現代のテクノロジーでそれらをより高いレベルに引き上げている。同時に、オリジナル デザインを生かすことで、このシューズの始まりに敬意を表してる。
Air Zoom Mariah Flyknit Racer
Price : ¥15,120(税込)
Release Date : 2017/7/6
NIKE Air Zoom Mariah Flyknit Racer は、3カラーウェイ展開で、7月6日に NIKE.com 及び、一部の NIKE リテイラーにてリリースされる。
LIFEWARES Staff
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