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FASHION 2017.08.17

自動靴ひも調整シューズ NIKE HyperAdapt 1.0 日本発売

5min

未来のシューズが遂に日本発売
2カラーウェイ展開で9月に登場

映画「Back To The Future 2」で、マイケル・J・フォックス扮する主人公マーティ・マクフライが着用した幻のパワーレーシング・シューズ NIKE MAG (ナイキ マグ) が昨年秋に抽選及び、オークション形式でリリースされ、その後、NIKE HyperAdapt 1.0 (ナイキ ハイパーアダプト 1.0) もリリースされたが、日本でリリースされることはなかった。オークションでは目を疑うようなプレ値で取引され、買うことを諦めていた人も多かっただろう。

しかし、ナイキが正式に NIKE HyperAdapt 1.0 の日本での発売を発表した。しかも、2カラーウェイ展開でのリリースとなる。

ナイキのデザイナーであるティンカー・ハットフィールドは次のように語っている。

ナイキにとってイノベーションとは、明日を夢見ることではなく、明日に向かって加速していくことです。アスリートのことを誰よりも熟知しているナイキだからこそ、彼らのニーズを予想することができます。時には、誰かが何かを想像するよりも先に、現実のものにすることもあります。

NIKE HyperAdapt 1.0 は、ナイキの最新のフットウェア技術、アダプティブ・レーシングを使った初めてのフットウェアである。デジタルや、電子及び機械技術の膨大な研究結果をもとに、動くことに適したプロダクトになった。今までの「フィット感」のあり方にも疑問を投げかけ、それぞれ人によって異なるシューレースの締め具合に応じる究極のソリューションを提供。

この機能がアスリートの集中力を妨げる要素を減らしてくれる。ナイキのシニア・イノベーターでこのプロジェクトを技術面でリードしたティファニー・ビアーズは次のように説明している。

足を入れると、かかとがセンサーにあたり、システムが稼働して紐が締まります。その脇に2つのボタンがあり、紐をきつくしたりゆるくしたり、自分の好みに調整することができます。

ハットフィールドによると、このイノベーションはアスリートのギアに関する永遠の悩みである、シューレースの微調整を素早く行うことを可能にするものである。紐をきつく締めすぎて足に無駄な圧をかけてしまったり、ゆるく結んだために足が滑ったりすることは、もう過去の話。正確かつ、一貫して個人の好みに合わせた締め具合が、一瞬の操作で可能となる。ハットフィールドは語る。

試合中にも足は大きなストレスにさらされるので、シューレースの微調整はとても大事なことです。

ビアーズは、このアダプティブ・レーシングの実現を夢見ていたハットフィールドと話をした当初から、この仕組みについて考え始めた。ハットフィールドはビアーズに、既存のアイディアを模倣するのではなく、”より洗練されたものを作り出すための最初の一歩” となるものを考えて欲しいと依頼した。

そして、もう一人このプロジェクトに関心を示したのは、第3の協力者となり、設計面での助言を行ったナイキの社長兼 CEO マーク・パーカーだった。

開発途中でエンジニアたちと案を練りながら、ビアーズの理論を試した。初めて出来上がったのは、外側に発電機をつけたスノーボードブーツだった。理想とかけ離れてはいるものの、体と一緒に動き、アスリートが受けるのと同じ力を吸収するテクニカルな部品を小さなスペースに収めるという、ビアーズとハットフィールドが見据えたゴールに到達するための最初の一歩となった。

NIKE HyperAdapt 1.0

Price : ¥81,000 (税込)
Release Date : 2017/9/23

2013年には、ハットフィールドとビアーズはいくつかの新しいシステムを生み出した。数々の試作品開発と試験ののち、足の下に部品を配置し、シューレースを動かす仕組みが出来上がった。2015年4月にビアーズは、自動的にシューレースが閉まる NIKE MAG (ナイキ マグ) というシューズを、映画の中でそのシューズが登場した10月21日に向けて作ることを託された。この製品の登場が、ナイキの新しいアダプティブ・レーシング技術のお披露目となった。それから間もなくして、当初の目的であるスポーツ向けのシューズとして完成を遂げた NIKE HyperAdapt 1.0 がその技術の進歩を裏付けた。ビアーズは次のように語った。

アスリートの変化に伴ってプロダクトも変化していくという未来への足がかりになるでしょう。

ハットフィールドは次のように話す。

その瞬間に応じたカスタムフィットを提供できるアダプティブ・レーシングが、アスリートのためにできることは多々あるはずです。リアルタイムで体が必要とすることを、シューズが感じ取れるようになるのはとても素晴らしいことです。これによって、メンタル面での消耗を含む、集中力を落とす様々な要素を取り除くことができ、パフォーマンスの向上に役立つはずです。この先、例えばシューズがシューレースをきつくするべきか、緩めるべきかを感じ取ってくれたらすごいことではないでしょうか。足を素早く動かすために、よりぴったりとしたフィットが必要だとシューズが感じ取った場合は、自分では普段締めないぐらいぴったりと締めることもできるのではないか。今はこうしたことを考えています。将来的に実現されることでしょう。

NIKE HyperAdapt 1.0 は、体に対応して機能を提供する未来への第一歩。現在はまだ手動でアスリートがコントロールするが、かつて夢見ていたコンセプトである、足とシューズが共生しているような関係を生み出す技術の自動化が、現実のものへと近づいている。

NIKE HyperAdapt 1.0

Price : ¥81,000 (税込)
Release Date : 2017/9/23

NIKE HyperAdapt 1.0 は、ナイキ原宿、NikeLab MA5DSM GINZA 及び、NIKE+ SNKRS などで、9月23日リリース予定となっている。詳細は こちら にアップデートされるので随時チェックを。

NIKE.com

お問い合わせ先
NIKE カスタマーサービス
TEL : 0120-6453-77





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