未来のシューズが遂に日本発売
2カラーウェイ展開で9月に登場
映画「Back To The Future 2」で、マイケル・J・フォックス扮する主人公マーティ・マクフライが着用した幻のパワーレーシング・シューズ NIKE MAG (ナイキ マグ) が昨年秋に抽選及び、オークション形式でリリースされ、その後、NIKE HyperAdapt 1.0 (ナイキ ハイパーアダプト 1.0) もリリースされたが、日本でリリースされることはなかった。オークションでは目を疑うようなプレ値で取引され、買うことを諦めていた人も多かっただろう。
しかし、ナイキが正式に NIKE HyperAdapt 1.0 の日本での発売を発表した。しかも、2カラーウェイ展開でのリリースとなる。
ナイキのデザイナーであるティンカー・ハットフィールドは次のように語っている。
NIKE HyperAdapt 1.0 は、ナイキの最新のフットウェア技術、アダプティブ・レーシングを使った初めてのフットウェアである。デジタルや、電子及び機械技術の膨大な研究結果をもとに、動くことに適したプロダクトになった。今までの「フィット感」のあり方にも疑問を投げかけ、それぞれ人によって異なるシューレースの締め具合に応じる究極のソリューションを提供。
この機能がアスリートの集中力を妨げる要素を減らしてくれる。ナイキのシニア・イノベーターでこのプロジェクトを技術面でリードしたティファニー・ビアーズは次のように説明している。
ハットフィールドによると、このイノベーションはアスリートのギアに関する永遠の悩みである、シューレースの微調整を素早く行うことを可能にするものである。紐をきつく締めすぎて足に無駄な圧をかけてしまったり、ゆるく結んだために足が滑ったりすることは、もう過去の話。正確かつ、一貫して個人の好みに合わせた締め具合が、一瞬の操作で可能となる。ハットフィールドは語る。
ビアーズは、このアダプティブ・レーシングの実現を夢見ていたハットフィールドと話をした当初から、この仕組みについて考え始めた。ハットフィールドはビアーズに、既存のアイディアを模倣するのではなく、”より洗練されたものを作り出すための最初の一歩” となるものを考えて欲しいと依頼した。
そして、もう一人このプロジェクトに関心を示したのは、第3の協力者となり、設計面での助言を行ったナイキの社長兼 CEO マーク・パーカーだった。
開発途中でエンジニアたちと案を練りながら、ビアーズの理論を試した。初めて出来上がったのは、外側に発電機をつけたスノーボードブーツだった。理想とかけ離れてはいるものの、体と一緒に動き、アスリートが受けるのと同じ力を吸収するテクニカルな部品を小さなスペースに収めるという、ビアーズとハットフィールドが見据えたゴールに到達するための最初の一歩となった。
NIKE HyperAdapt 1.0
Price : ¥81,000 (税込)
Release Date : 2017/9/23
2013年には、ハットフィールドとビアーズはいくつかの新しいシステムを生み出した。数々の試作品開発と試験ののち、足の下に部品を配置し、シューレースを動かす仕組みが出来上がった。2015年4月にビアーズは、自動的にシューレースが閉まる NIKE MAG (ナイキ マグ) というシューズを、映画の中でそのシューズが登場した10月21日に向けて作ることを託された。この製品の登場が、ナイキの新しいアダプティブ・レーシング技術のお披露目となった。それから間もなくして、当初の目的であるスポーツ向けのシューズとして完成を遂げた NIKE HyperAdapt 1.0 がその技術の進歩を裏付けた。ビアーズは次のように語った。
ハットフィールドは次のように話す。
NIKE HyperAdapt 1.0 は、体に対応して機能を提供する未来への第一歩。現在はまだ手動でアスリートがコントロールするが、かつて夢見ていたコンセプトである、足とシューズが共生しているような関係を生み出す技術の自動化が、現実のものへと近づいている。
NIKE HyperAdapt 1.0
Price : ¥81,000 (税込)
Release Date : 2017/9/23
NIKE HyperAdapt 1.0 は、ナイキ原宿、NikeLab MA5、DSM GINZA 及び、NIKE+ SNKRS などで、9月23日リリース予定となっている。詳細は こちら にアップデートされるので随時チェックを。
お問い合わせ先
NIKE カスタマーサービス
TEL : 0120-6453-77
LIFEWARES Staff
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