1枚のフォームとドリル
パリファッションウィークで開催された高橋盾が手掛ける UNDERCOVER (アンダーカバー) 2018年秋冬ウィメンズコレクションのランウェイにてお披露目された Nike React Element 87 (ナイキ リアクト エレメント 87) が、6月21日にリリースとなる。
UNDERCOVER x NikeLab React Element 87
アンダーカバーとのコラボモデルは、カラフルなカラーパレットとサイドパネルに施されたアンダーカバーのロゴが印象的だったが、今回登場する Nike React Element 87 は、ナイキ オリジナルのモデルとなり、非常にクールで洗練された仕上がりとなっている。
未来的かつテク二カルな印象の Nike React Element 87 は「一枚のフォームとドリル」というシンプルな2 つの要素を用いて、Nike Sportswear (ナイキ スポーツウェア) のスペシャル プロジェクト チームがクッション性を最大限に活用するというアイディアを元に、日常的に使用できるように開発。立つ、重心を動かす、歩く、駆け出すなど、日々の生活の中の様々な動きにおいて、足元の快適性を高めることに注力している。
各種の足圧分散図とドリルを手にしながら、デザイナー達は探求を行い、フォームに穴を開け、試行錯誤を重ねて、どの厚さや密度が快適性を実現するのかを見つけ出した。
Nike Sportswear イノベーションのフットウェア デザイン リードのダリル・マシューズは次のように解説している。
ドリルを使った実験をもとに作られた
アウトソール
方程式をグラフィック化して示すようなタイルと呼ぶ要素を使って素材密度や足圧分散図をもとに、ドリルの実験で作った異なる密度のミッドソールの形状をパターンにし、シューズのサイズに合わせて作っている。
少し目が細かく硬めなソールの Nike Epic React Flyknit (ナイキ エピック リアクト フライニット) のパターンは、ランニングシューズとしての機能性を実現するものだが、Nike React Element 87 の目が粗めでゆるめなソールのパターンは、カジュアル向けシューズの柔らかい弾みを視覚的にも表現し、原始的なアプローチから洗練された結果を生み出している。
Nike React Element 87
¥17,280 (税込)
古いデザインをもとに現代的な仕上がりを施した点は、アッパーにも共通している。100% TPE の糸を使ったテキスタイルアッパーは、トレンドでもある半透明の素材だが、ハトメの仕様やヒールクリップは過去のアイコニックな製品を意識している。これは、ナイキの「その製品が解決するべき問題が、その製品の形を作り出す」というデザインセオリーにも通じ、ナイキの過去のデザインの中のシンプルな要素を用いて、親しみやすさを感じられるようにバランスを考えて作られている。
Nike React Element 87 は、Nike Internationalist (ナイキ インターナショナリスト) のデザインを参考にしている。ヒールクリップを見れば分かるが、1981年のオリジナルだけではなく、後に作られたモデルも参考にしている。ナイキの過去、現在、未来に新しい解釈を加え、日常生活におけるフットウェアの可能性に対する期待をこめてデザインされている。
Nike React Element 87 は、フォームにドリルで穴を開けたものを元に、コンピュテーショナルデザインというフィルターをかけることで上記の使命を実現。その結果、ナイキ リアクト テクノロジーに新しい形が生まれ、馴染み深いランニングシューズを斬新な視点から解釈することで、アバンギャルドな新しいアッパーが出来上がった。
Nike React Element 87 は、6月21日より、NIKE.COM 及び、一部の NIKE 販売店にてリリースとなる。
お問い合わせ先
NIKE カスタマーサービス
TEL: 0120-6453-77
LIFEWARES Staff
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