パリのストリートで撮影されたルックブック
Vetements (ヴェトモン) のヘッドデザイナー Demna Gvasalia (デムナ・ヴァザリア) がアーティスティック・ディレクターを務める BALENCIAGA (バレンシアガ) が、2018年プレフォールコレクションのルックブックを公開した。
バレンシアガは今シーズンよりパリファッションウィークで男女共同のショーを開催すると発表し、1月のメンズコレクションは行われなくなった。少し淋しくなるが、その代わりバレンシアガは今後プレコレクションを発表していくと決定。
1970年代のフレーバー
最初のプレとなる今回のコレクションは、ヴァザリアのヴァイブスが遺憾なく落としこまれており、フレアシルエットのジーンズとオーバーサイズのアウターウェアの合わせなど、1970年代と現代のトレンドをクロスオーバーさせたヴァザリア視点の日常着が溢れている。スカーフのような役目を果たすシャツなどギミックの効いたアイテムや着こなしも見られる。
ヴィンテージ古着の一点モノ
リフレクターを大胆に使用したオーバーサイズコートや様々なカラーのレザーをパッチワークしたレザーパンツ、クラシックなレザーシューズ、チェック使い、ウールのステンカラーコート、アイコニックなカラーブロックを施したトラックジャケットなど、ヴィンテージ古着屋の一点モノでコーディネートしたようなスタイルが新鮮。
レトロスポーツ
配色のナイロンで切り替えたストライプダウンジャケットや大胆な切り替えと色使いが印象的なナイロンプルオーバージャケット、ヨークにデニムトラッカージャケットのパーツを配したダウンジャケット、スニーカーヘッズ垂涎の Triple S (トリプル S) の新色などを組み込んだレトロなスポーツスタイル。
柄パラダイス
ネオンカラーを閉じ込めた大柄のカモ柄、ペンキで塗りたくったようなアーティスティックなカモ柄、クラシックなカラーパレットのノルディック柄、手描きのようなアートパッチワーク柄、極太のマルチストライプシャツなどの新鮮な柄パラダイス。
昔の父親の写真を見ているような、何処となく懐かしい雰囲気を残しつつ、ヴァザリアの脳内で最新 OS にアップデートしたようなコレクションとなっている。
Photos: BALENCIAGA
LIFEWARES Staff
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