Fresh Air from Oregon
1977年、フランク・ルーディという発明家が、エアバッグをシューズの中に入れるという奇抜なアイディアを、ナイキの創設者の 1人であるフィル・ナイトに紹介した。フィルが、そのシューズを履いて試走したことが、ナイキに変革をもたらした。
この 30余年間で、エアと聞けばナイキが連想されるほど、このテクノロジーは世の中に認知されるようになった。テイルウインドから最新のヴェイパーマックスまで、エアは業界を変える革新的なアイディアとなり、ナイキをイノベーション カンパニーとして確立させた技術となった。
オレゴン州ビーバートンにあるナイキ本社から少し歩いたところに、このエアを開発し、完成させた 2つの施設のうちの 1つがある。この施設は、ナイキ エアの製造と技術革新のための場所として、NIKE AIR MANUFACTURING INNOVATION BUILDINGと名付けられている。この工場と、ミズーリ州セントチャールズにあるもう 1つの工場で、これまでに合わせて 35億個のエアユニットが生産されてきた。
1300人の熟練工が 24時間体制で働いた成果だ。彼ら一人一人が、精密な機能を発揮するエアテクノロジーを生み出す重要な役割を果たしている。
今回、ナイキは、Fresh Air From Oregon と題されたビデオで、この施設内でエアがどのように作られているのかを、初めて紹介している。
すでに世界的によく知られる存在となったエアだが、ナイキは、新素材や、コンピューターを駆使したデザイン、新しい生産機器などによって、エアの技術を更に革新してきた。その結果、エアはランニングの可能性を大きく広げる存在となり、また更に様々なスポーツにも取り入れられ、新しいスタイルの波を起こしている。
新しいヴェイパーマックスの到来で、未来が現実となった。これまで最も大きな野望とされた、空気 = エアの上を歩くというこれまでにない感覚を、すべてのアスリートが経験できるようになったのだ。
All Photos ©NIKE, INC.
LIFEWARES Staff
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